アルゼンチン の次戦
アイルランド 対 アルゼンチンアルゼンチン 対 オーストラリア
プーマ・トロフィー オーストラリア代表 アルゼンチン遠征 2026
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この試合の核心
69分のペナルティトライでオーストラリアが28-28に追いつき、アルゼンチンの7点リードは5分で消えた。前半はオーストラリアが0-14と先行し、アルゼンチンが14-14へ戻す。後半も両軍が一度ずつ主導権を奪い合い、最終的には4トライずつ、コンバージョンによる加点差まで含めて並んだ。終盤、アルゼンチンは得点機会を止める局面で2枚のイエローカードを受け、試合を閉じるための余白を失った。
レビュー本文
64分の28-21は決着ではなく、終盤の攻防を耐え切れるかを問う中間地点だった。
試合全体像
プーマ・トロフィー2026のアルゼンチン対オーストラリアは、2026年9月6日06時00分、日本時間で始まった。前週にはオーストラリアが27-21で勝っていたカードだが、今回は28-28の引き分けとなった。順位表の数値は動かないものの、直近5試合で4勝、平均得点40.2、平均失点24.4だったオーストラリアに対し、アルゼンチンは直近5試合で1勝、平均得点28.2、平均失点30.6という対照的な状態で迎えた試合だった。
最初の19分は両軍とも得点がなかった。均衡を破ったのは19分のウィルソンで、ロナーガンのコンバージョンによりオーストラリアが0-7とした。27分にはヨルゲンセンがトライを加え、28分にロナーガンが決めて0-14。だが、アルゼンチンは35分にマテーラ、38分にメンディがトライを挙げ、カレーラスが2本を決めて前半終了時には14-14へ引き戻した。
後半は46分、マクレイトのトライとロナーガンの加点でオーストラリアが14-21と再び前へ出た。アルゼンチンは54分のルイスのトライをカレーラスが変換して21-21。さらに63分、マテーラがこの日2本目を奪い、64分のカレーラスのコンバージョンで28-21とした。しかし69分、オーストラリアはペナルティトライで同点へ戻し、最後まで勝ち越し点は生まれなかった。
両軍とも得点はトライが軸で、アルゼンチンは4トライ20点とコンバージョン8点、オーストラリアも4トライ22点とコンバージョン6点を積み上げた。アルゼンチンは35-39分、54-64分にそれぞれ14点を連続で得て、失点後に試合を再構成する力を見せた。一方のオーストラリアは19-28分の14点連取で先行し、後半も一度リードを奪い返した。両者の差は攻撃回数の多寡ではなく、リードを持った局面で終盤の得点機会をどう処理したかに表れた。
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この試合の核心
ベン・ドナルドソンの先発フライハーフ起用は、8月29日の第1テストでオーストラリアが27-21とした終盤の耐久力を、直近5試合平均40.2得点の攻撃へつなげられるかを問う。
プレビュー本文
初戦の6点差をどう反転させるか
8月29日の第1テストでは、アルゼンチンがボリス・ウェグナーの得点で1点差まで迫った直後、オーストラリアはトム・フーパーが5分後に得点して27-21とした。終盤にはアルゼンチンが繰り返し攻め込んだが、アンガス・ベルとビリー・ポラードが前進を止め、フレイザー・マクライトがラックで攻撃を断ち切った。2テスト制シリーズの第2戦であり、初戦の終盤に残った局面がそのまま最大の焦点となる。
アルゼンチンは1点差まで詰めた後の数分間を、今度は自らの得点局面へ変えなければならない。
アルゼンチンは直近5試合で1勝4敗、平均28.2得点、平均30.6失点、平均得失点差はマイナス2.4点である。一方のオーストラリアは4勝1敗、平均40.2得点、平均24.4失点、平均得失点差プラス15.8点。初戦と同じように終盤まで射程圏に置くには、ホーム側が失点の連続を断ち、攻撃の回数を得点へ結び付ける必要がある。試合は9月6日(日)6時00分、日本時間でキックオフされる。
ドナルドソン起用と両軍バックスの配置
オーストラリアはベン・ドナルドソンを先発フライハーフ、ライアン・ロナガンをスクラムハーフに据えた。カーター・ゴードンは負傷から復帰し、リザーブに入る。ドナルドソンが先発でゲームを組み立て、後半にゴードンを含む交代メンバーを使える構成は、初戦のように最後までリードを管理するための選択でもある。直近5試合で40.2点を記録するオーストラリアが早い段階から得点ペースを上げれば、アルゼンチンは守備局面を連続して迎える。
先発バックスにはトム・ライト、マックス・ヨーゲンセン、ジョセフ=アウクソ・スアリイ、レン・イキタウ、フィリポ・ダウグヌが並ぶ。イキタウは足首の負傷から戻り、スアリイと中盤を組む。ドナルドソンからこの中盤へどのようにボールが渡るか、さらにライト、ヨーゲンセン、ダウグヌが外側でどれだけ局面を広げられるかが、平均得点の差を試合内で再現するポイントになる。アルゼンチンはサンティアゴ・カレーラス、ロドリゴ・イスグロ、ルイコ・シンティ・ルナ、ファウスティノ・サンチェス・バラロロ、イグナシオ・メンディ、ニコラス・ロヘル、シモン・ベニテス・クルスを先発バックスに選んだ。
前戦で終盤に攻め込んだアルゼンチンにとって、ロヘルとシモン・ベニテス・クルスから外側へ展開する局面は、オーストラリアの中盤と外側を後退させる材料になる。ただし、オーストラリアは初戦で最後の攻防を耐え切っている。カレーラス、イスグロ、メンディらが前進を積み重ねても、得点の直後に再びオーストラリアへ主導権を渡さないことが必要だ。パブロ・マテラがバックローから主将を務めるアルゼンチンは、前進した局面を一度で終わらせず、次の局面へつなぐ精度を求められる。
前半の失点幅と終盤の交代策
オーストラリアの先発パックはベル、ポラード、タニエラ・トゥポウ、ジョシュ・カナム、ジェレミー・ウィリアムズ、ロブ・バレティニ、マクライト、主将ハリー・ウィルソンで構成される。終盤にはジョシュ・ナッサー、エイダン・ロス、マッシモ・デ・ルティイス、ルカン・サラカイア=ロト、チャーリー・ケイル、カラニ・トーマス、ゴードン、アイザック・ヘンリーを投入できる。
アルゼンチンが競り合いを作る条件は、オーストラリアを24点前後に抑えることだ。直近5試合の平均失点は30.6点で、初戦も21点を奪いながら6点差を埋められなかった。前半で相手の得点ペースを抑え、後半にドナルドソンからゴードンへ移る可能性も含めたオーストラリアの変化に対応できるか。初戦の終盤で届かなかった数分間を、80分全体の配分としてどう取り戻すかがアルゼンチンの課題となる。
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