オーストラリア の次戦
イングランド 対 オーストラリアオーストラリア 対 ニュージーランド
ブレディスローカップ オールブラックス対ワラビーズ 2026
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この試合の核心
ニュージーランドがオーストラリアを43―21で下した。問いは、オーストラリアが後半に挙げた14点は、前半から広がった差をどこまで動かしたのか。答えは、最大36点差を22点差まで14点縮めたものの、勝敗を争う位置へ戻すには至らなかった、となる。前半の失点規模と、後半の得点差を分けて見る必要がある。
レビュー本文
試合全体像
ニュージーランドは12分のジョシュ・モービーのトライで先制し、この得点が記録上の勝利得点となった。リードの交代はなく、前半終了時にはオーストラリア7―ニュージーランド36。ニュージーランドは前半に6トライを挙げ、オーストラリアはジェレミー・ウィリアムズのトライとライアン・ロナーガンのコンバージョンによる7点にとどまった。
後半開始直後、ニュージーランドはモービーのこの日2トライ目で43―7とし、44分に最大36点差を作った。オーストラリアはそこからトム・ライト、フィリポ・ダウグヌのトライで14点を返し、後半の得点は14―7で上回った。ただ、前半終了時点の29点差に、後半早々の7点が重なったため、追走の余地は大きく残されなかった。
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得点推移
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この試合の核心
デクラン・メレディスのブレディスローカップ初先発は、前節の19-50から立て直すオーストラリアに、82キャップのダミアン・マッケンジーが率いるニュージーランドの判断速度へ対抗する試合運びをもたらせるのか。
プレビュー本文
初先発10番が左右するシドニーの再戦
10月17日(土)13時45分、オーストラリアはニュージーランドを迎える。ブレディスローカップはニュージーランドが10月10日の前戦で防衛を決め、24年連続、通算54回目の獲得となった。しかし、50-19だった前戦からわずか1週間後の再戦で、オーストラリアは司令塔を入れ替えた。大腿部に軽傷を負ったベン・ドナルドソンに代わり、デクラン・メレディスがSO10で初先発し、ライアン・ロナーガンとハーフ団を組む。
両軍の直近5試合平均得点はオーストラリアが34.4点、ニュージーランドが33.8点。平均失点も30.8点と31.8点で近く、攻撃を継続できた局面がそのまま試合の振れ幅を広げうる。オーストラリアはホームでの再戦を、初先発SOの判断をチーム全体で支える80分にしたい。
経験差をどう消し、前列の変更をどう機能させるか
メレディスの初先発は、単に10番が替わる話ではない。ニュージーランドはSH9に25キャップのキャム・ロイガード、SO10に82キャップのダミアン・マッケンジーを並べる。前戦から先発15人の変更は3人にとどめつつ、登録23人では8人を入れ替えた編成であり、既存の判断基準を残したまま交代要員の選択肢を広げている。オーストラリアに必要なのは、メレディスが序盤から一人で試合を背負うことではなく、ロナーガンとの連係で攻撃の起点を定め、前線が前進を作った局面で判断を簡潔にすることだ。
初先発SOの落ち着きと、経験あるニュージーランドの9・10番が作る判断の差が、再戦の輪郭を決める。
オーストラリアは先発フロントローも2人変更した。アイダン・ロス、ジョシュ・ナッサー、アラン・アラアラトアの前列は、序盤のスクラムとモールで連係の精度を直接試される。一方のニュージーランドは、ジョージ・バウアーをPR1で先発へ上げ、LOは15キャップのファビアン・ホランドとスコット・バレットの組み合わせとなる。ロス、ナッサー、アラアラトアがセットピースで安定してボールを供給できれば、メレディスに準備された形で判断する時間を与えられる。
オーストラリアは前節からジェレミー・ウィリアムズ、ルカン・サラカイア=ロト、ロブ・ヴァレティニ、フレイザー・マクライト、主将ハリー・ウィルソンを継続する。サラカイア=ロトは代表通算50試合目であり、前列と10番が変わる中で第2列・第3列に残る継続性は大きい。控えにもビリー・ポラード、アンガス・ベル、マッシモ・デ・ルティース、復帰したジョシュ・カナム、カルロ・ティザノを置く。ニュージーランドもサミソニ・タウケイアホ、ザビエル・ヌミア、デュプレシ・キリフィらを新たに控えへ入れたため、先発の局面だけでなく交代後の前方戦にも目を向けたい。
外側の配置と交代カードに見る攻撃の分岐
CTBではオーストラリアがジョセフ=アウクソ・スアアリイを13番へ戻し、アイザック・ヘンリーと組ませる。レン・イキタウは前節の脳振盪で欠場するため、この組み合わせがニュージーランドのジョーディー・バレット、クイン・トゥパエアにどう対応するかは明確な観戦点となる。外側にはハリー・ポッター、マックス・ジョーゲンセン、トム・ライトが並ぶ。
ニュージーランドは前戦で途中出場した6キャップのジョシュ・ムービーを左WTBで先発させ、右WTBにウィル・ジョーダン、FBにボーデン・バレットを配した。中央の攻防で相手を止めた後、両翼と最後尾へどう展開するかが比較できる配置である。オーストラリアはカラニ・トーマスをブレディスローカップ初出場に向けて登録し、ハリー・マクラフリン=フィリップスも控えSOに選出した。後者が出場すれば同国代表1001人目となる。経験差を抱える先発10番と、試合展開次第で登場する新しい選択肢。その配分が、オーストラリアの再戦の表情を決める。
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