南アフリカ の次戦
イタリア 対 南アフリカ南アフリカ 対 ニュージーランド
グレイテスト・ライバルリー・ツアー オールブラックス 南アフリカ遠征 2026
終了この試合の核心
58分、サシャ・ファインバーグ=ムゴメズルがジェシー・クリエルのトライ後のコンバージョンを決め、南アフリカは19-17でこの試合初のリードを奪った。55分に12-17とされた直後から70分まで17点を連取し、最終的に29-24でニュージーランドを退けた。両軍4トライの差を分けたのは、70分のペナルティゴールまで含めてリードを12点へ広げた南アフリカの57分以降の処理だった。
この試合の要点
リードを奪った得点
Feinberg-Mngomezuluのコンバージョンで 19–17 に
前半の最大リード
ニュージーランド 7点差
レビュー本文
試合全体像
南アフリカは2026年9月6日00時10分、ヨハネスブルグのFNBスタジアムでニュージーランドに29-24で勝った。開始5分にアーディー・サベアのトライで先行を許し、11分にはルーベン・ラブのコンバージョンで0-7。20分にカート=リー・アレンゼが返したものの、25分にサベアのこの日2本目を受け、5-12へ後退した。
しかし36分、ニュージーランドのインゴール近くでのスクラム反則からペナルティトライを得て12-12。ラブにはイエローカードが出され、この局面で南アフリカは前半を振り出しに戻した。前半最初の25分にニュージーランドから強い圧力を受けたというシヤ・コリシの認識どおり、序盤はアウェイ側のテンポがスコアに直結していた。
後半も55分、ウィル・ジョーダンのトライで南アフリカは再び5点を追った。それでも57分のクリエル、65分のマルコム・マルクスで試合の向きを変えた。南アフリカは後半17点、ニュージーランドは12点。80分にベンチのサミソニ・タウケイアホがトライし、ダミアン・マッケンジーがコンバージョンを加えて5点差まで迫ったが、29-17となった70分時点の12点差が最後まで効いた。
直近5試合の平均得点は南アフリカ35.8、ニュージーランド40.8で、後者が5.0上回っていた。それでも実戦では、同数の4トライに南アフリカのペナルティゴールが加わり、29点に届いた。トライ交換の試合を、最後は3点の得点手段で分けた構図である。
ターニングポイント
前半の分岐点は36分だった。南アフリカは5分のアーディー・サベア、25分のサベアにより、二度ニュージーランドへ試合の先手を渡した。20分のカート=リー・アレンゼのトライで5-7まで縮めても、直後に5-12とされたため、追走する時間が長くなった。ところがニュージーランドのトライライン近くで生じたスクラムの反則により、南アフリカはペナルティトライを獲得。ラブへのイエローカードも伴い、12-12で折り返した。
36分から55分までは得点が動かない。ここで南アフリカは、序盤の7点差を拙速に取り返そうとせず、同点で後半の勝負所を迎えたことになる。一方でニュージーランドは55分、ジョーダンのトライで12-17と再び前へ出た。スコア上は優位を回復したが、このリードはわずか2分しか続かなかった。
最後のリード交代は、55分のニュージーランドの再先行を57分から70分の南アフリカ17連続得点が飲み込んだ場面にある。
57分にクリエルがトライして17-17。ここで得点そのもの以上に大きかったのは、同点化の直後、58分のサシャ・ファインバーグ=ムゴメズルのコンバージョンで19-17へ進んだことだ。ニュージーランドは55分の先行から、わずかな時間で追う側へ立場が変わった。決勝点はこの58分の2点であり、南アフリカは7点のビハインドを覆して以降、一度もリードを渡さなかった。
65分のマルクスのトライは24-17へ差を広げ、66分のコンバージョンで26-17。さらに70分、ファインバーグ=ムゴメズルのペナルティゴールが29-17を作った。ニュージーランドは80分にタウケイアホ、マッケンジーで29-24まで追い上げたが、必要だったのは同点ではなく逆転である。57分以降の17点は、トライ2本、コンバージョン2本、ペナルティゴール1本で積み上げられた。トライ数が4本ずつなら、こうした追加の3点と、逆転直後にリードを継続した時間が勝敗を規定する。
注目選手
サシャ・ファインバーグ=ムゴメズルは、58分に決勝点となるコンバージョンを決め、66分にもマルクスのトライを変換した。70分のペナルティゴールまで含め、57分から70分の南アフリカ17連続得点を得点板上で完結させた先発10番である。55分の失点で12-17となった局面から、南アフリカを19-17、26-17、29-17へ運んだ。
対面したニュージーランドの先発10番ルーベン・ラブは、11分にコンバージョンを決め、序盤の0-7を作った。ただし36分にはスクラムの反則によるペナルティトライに伴ってイエローカードを受けた。10番同士の比較では、ラブが前半の先行局面に関与したのに対し、ファインバーグ=ムゴメズルは最後のリード交代から最大12点差へ広げる得点を担った。
トライ面では、先発14番アレンゼが20分に南アフリカの最初の5点を記録し、先発13番クリエルが57分の同点トライを奪った。先発2番マルクスの65分のトライは逆転後の差を7点へ押し広げた。ニュージーランドでは先発8番サベアが5分と25分に2トライを挙げ、先発14番ジョーダンも55分に先行トライを記録した。ベンチのタウケイアホも80分に得点し、最後まで追撃の余地を残した。
次戦への示唆
南アフリカは、この勝利でコリシが主将として55勝目を挙げ、同国のテストマッチ主将最多勝を更新した。ただしシリーズはまだ決着していない。次戦へ向けては、前半最初の25分に受けた圧力をどう短くするかと、55分の12-17から17点を連取した終盤の組み立てを再現できるかが焦点になる。
先発15番チェスリン・コルベは前半に頭部を負傷して退き、次戦を欠場する。南アフリカは後方の選択肢を組み直す必要がある。一方のニュージーランドは、サベアが前半に肩を脱臼し、クイン・トゥパエアは膝、ルーク・ジェイコブソンは肘の腱を痛め、いずれも次戦には出場しない。先発9番キャム・ロイガード、先発12番ジョーディー・バレット、先発13番トゥパエアを軸にしていた並びにも修正が生じる。
両軍は直近5試合でともに4勝を記録している。ニュージーランドは同期間の平均失点20.6、南アフリカは21.6で、守備側の数字には大差がない。29-24の再戦では、57分から70分のように一方が連続得点を許す時間帯を作らないことが、シリーズの行方を直接左右する。
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得点推移
すべての得点・カード
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この試合の核心
チェスリン・コルベを負傷したダミアン・ウィレムセに代えてフルバックへ動かした南アフリカは、直近5試合で平均40.8点を挙げるニュージーランドの後方攻撃を抑えつつ、自らのシリーズ29得点をどう攻撃へ還元するか。
プレビュー本文
直近2テストで入れ替わった主導権
9月6日(日)0時10分、ヨハネスブルクで行われる第3テストは、直近2戦が双方1勝という経過の続きを問う。8月22日はニュージーランドが33対16で制したが、8月29日は南アフリカが33対26で取り返した。後者ではニュージーランドが終盤14分間にリロイ・カーター、アーディー・サベアの2トライで追い上げたものの、南アフリカが7点差を守った。
南アフリカは直近5試合で4勝、平均得点35.8点、平均失点21.6点。ニュージーランドも4勝で、平均得点は40.8点、平均失点は20.6点である。両軍の平均失点差は1.0点しかなく、前回の33対26を再現するには、南アフリカが終盤まで得点差を管理できるかが最大の焦点となる。
前回の7点差を、終盤の追撃を受けても保てるのか、それともニュージーランドが最後の14分間を決着の時間へ変えるのか。
フルバック転向のコルベと組み替えたニュージーランドのパック
南アフリカの最大の配置変更は、チェスリン・コルベのフルバック起用である。ダミアン・ウィレムセの負傷に伴い、右ウイングにいたコルベを後方へ移し、その空いたウイングにはカート=リー・アレンドセを置いた。コルベはこのシリーズで29点を積み上げており、後方からの得点参加と、相手の攻撃を受けた後にどう陣地を取り返すかの両方を担う。直近5試合の平均得点で5.0点上回るニュージーランドに対し、この転向が南アフリカの攻守の接続をどう変えるかが問われる。
ニュージーランドはバックスを変えず、前回終盤にトライを挙げたカーターも先発に残した。一方でパックには手を入れ、アサフォ・アウムアをフッカーで先発させ、コーディ・テイラーは23人のメンバーから外れた。サム・ダリーがロック、ピーター・ラカイがフランカーで先発し、トゥポウ・ヴァアイもロックで50テスト目を迎える。ビリー・プロクターは肩甲骨骨折によりツアー残り試合を欠場し、リッチー・モウンガが負傷交代要員として招集された。
最も具体的な対面は、先発フッカーのアウムアと、南アフリカの2番マルコム・マークスを中心とするフロントローの攻防だ。前回の南アフリカは終盤、ウィルコ・ラウ、マークス、オックス・ンチェを投入し、ニュージーランドのゴール前でスクラムを連続して前進させた後、シヤ・コリシの得点につなげた。今回はその3人がそろって先発する。ニュージーランドはアウムア、ダリー、ヴァアイを含む新しいパック構成で、南アフリカが最も圧力をかけた局面を序盤から受け止める必要がある。
80分間を三つの得点局面で読む
試合の見方は、序盤のセットプレー、中盤の得点交換、終盤の追い上げへの対応に分けると明確になる。南アフリカは前回、終盤のフロントロー交代から局面を動かしたが、今回はラウ、マークス、ンチェが先発するため、開始直後から同じ圧力を提示できる。ニュージーランドは前回33点を挙げた8月22日の攻撃を再現できるか、その前提となる前方の安定が試される。
中盤以降は、平均得点35.8点の南アフリカと40.8点のニュージーランドが、どちらの得点機会をより多く結果へ結びつけるかの争いとなる。ただし平均失点は南アフリカ21.6点、ニュージーランド20.6点で近い。得点の積み上げだけでは差が開きにくく、前回のように7点以内の差で最後の局面を迎えた場合、コルベのフルバックでの対応と、カーターを残したニュージーランドの終盤攻撃が直接ぶつかる。
南アフリカが前回同様に終盤までリードを保持すれば、コルベの新配置は成功として映る。ニュージーランドが最後の14分間に得点を重ねれば、前回の追撃は未完に終わらない。直近2戦で一度ずつ主導権を奪った両軍にとって、第3テストは配置変更とパック再編がスコアへ現れる80分になる。
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